うねり ~踊らない二人~

 

黒田光輝 檜山光成主演

うねり ~踊らない二人~

東京千秋楽が無事幕を下ろしました。

 

本当は終わってからにしようと思っていたけど、福住先生!今テンションが最高潮に達したので言わせて下さい!

 

舞台期間で感じたことやXに書けないことをありのまま、と思ったけどまあこういうの書き始めてすぐ飽きちゃうから明日には冷めるやつでしょ、これ(言いたかっただけ)。

 

 

 

舞台は北海道の夕北高校。

中学3年の大会でダンスをやめた風間踊平(黒田)と壇雷舞(檜山)の2人が紆余曲折ありつつも高校3年でソーランフェスティバルに出場し約束を果たす、といういたってシンプル(しっ)なお話。

 

廃校の危機に晒されるくらい田舎の学校なので、ダンス部員や2人の両親はわりと相応のスタイリング。そんな中圧倒的都内公立高校顔と圧倒的都内私立高校顔の2人が顔面とダンスで初っ端からぶん殴ってきます。

3分に1回はここ北海道だよね?になります。

 

ただ、Xで日々騒いでるから説得力ないけど、実は幕上がる前は全然こんな感じじゃなくて。

うねり鬱という言葉はご存知でしょうか。

知らなくて当然、同担のお友達と勝手に生みだした言葉なので。

 

それを話す上で無視できないのが初主演舞台

「Punk Fantasy 『Boss Cat』~シャルル・ペロー長靴をはいた猫」より~」。

多くを語ることはしない(できない)けど、あの期間が本当に幸せだったから、勝手に内容もモチベも、終わった後の気持ちも、全部超えないとって思ってしまっていたのが、たぶん、諸悪の根源。

ボスキャの記憶が上書きされるわけでも、比べるものでもないのに、2023年があの時とは違うって実感した1年だったからこそ、一種のジレンマみたいな。

客観的に見ても2023年の飛躍とファンの増加がすごかったジュニアの1人に檜山光成は間違いなく入ると思っているし、だからこそ、うねりのことを考えるたびに戻りたくなってしまったわけです、2022年6月に。

3月31日のメール、ISLANDでの報告、妹に読まれた台本、こせじろうステージ誌・・・何もかも初めてでわくわくしてた日々は今でも鮮明で、それが大切すぎる思い出だからこそ執着になりつつあって、その矛先として十分すぎるタイミングでの、人気メンバー2人の舞台だったんだと思う。色んな前評判もあったし。ごめんな。

ボスキャボスキャ言ってる檜山担、相当数いると思うんだけど、その件に関しては1年越しのおやすみなさいまし事件や、忍チャレノーブレススピーキングチャレンジ事件というものがありまして、あれは檜山にも責任があります。

極めつけは前日のすずかつさんのブログ。

(うねり、ぅちのこと嫌いじゃん!)って京都の準備しながら泣いたゎょ。

そんなこんなで開場直前まで情緒不安定なまま同担のお友達とごはん食べてたんだけど

 

~終演後~

 

「楽しかった~~!!」

 

どんなお笑い?

 

 踊る!!!

 

ドラム!?!?

 

ストーリーはさておき、ダンスとドラム以外にも制服、ス久バ、ジャージ、Air Pods、好きな車、少年ジャンプ台詞に別冊マーガレット台詞、白ソと足袋、フル尺ソーラン。

こんなにも一気に公式から供給された舞台が今まであっただろうか。

心の中で(なあwwwオタクの夢かよww)って思いながら観てた。

し、まさに檜山の言う通り、『壇雷舞でコーティングされた檜山光成』だった。

ステージ誌読んで当て書きってことは知っていたけどまさかここまで?ってくらい踊平は黒田だし雷舞は檜山。

 

大好物低音早口ボイスシリーズも追加されました。


「まあ、あれは捕まるでしょ」

「どんな警備会社だよ」

「おじさん情報量多すぎない」

「あの、指名してないんで」

 

わたし、檜山の声が本当に好きで。初期のYouTubeとか、周りよりオクターブ低いその声で画面にいなくても(めっちゃ笑ってる人いるけどww)とか(マジレス誰か拾ってあげて...)ってすぐ気づけたんだよね。端正な顔立ちとふにゃふにゃの笑顔から発せられるのがあの低くて落ち着いた声。神様わかりすぎてる。

ただ、本人はそこまでじゃないのかなっていうのも感じてはいて(それもあって当時あのキャッチフレーズだったのかなって)、声が舞台向きじゃないとか他担に言われるの、しぬほど悔しかったなあ。

鉄壁の自担フィルターを持つ自分でも演技自体の伸びしろはまだまだくさんあるよ〜!と思っているけど、うねりでは演技を通して色んな声が聞けました。

シュールなツッコミは檜山の低い声質が生きるし、踊る直前に迷いが生じてしまう踊平に対しての「…なに」とか、淡泊な印象になりがちな低音×小声の一言でも、彼の気持ちを受け止めようとする冷静さと優しさを持ち合わせてるなと思った。逆に、感情を爆発させる保健室。 「言われたよ!!踊り続けたら・・・歩けなくなるかもしれないって・・・」ここも、ただ声を張り上げるだけじゃなくて、だんだんか細くなっていく声と間の取り方で、本当は踊りたい雷舞の葛藤を檜山らしく演じてる(矛盾だけど伝われ)と思った。

思えば某さばの「お前らみたいにキラキラした未来が待ってるわけじゃねぇ⤴︎んだよ!」初々しくてかわいかったよね(やめな)。

他にも「あの!俺らもうダンスに興味がないんで」は「興味→がないんで」じゃなくて「興味⤵︎がないんで」(きょ、にアクセント)ってしてたり、1台詞でもメリハリ付けてる〜!ってなる瞬間、たくさんあった。

回ごとに言い方変えてみたり、アドリブは返した時の相手の反応も楽しみながら、自ら吹っ掛けにいったりもしていて。

全体的にボスキャの時とは違った余裕が感じられて、なんとも言えない誇らしい気持ちと安心感があったなあ。

アドリブに関しては黒田に初主演とは思えないくらいの度胸があるから(すごかった)、挑戦しやすいのかな。共演者さんもあったかいしね。

たじたじ檜山ねこは国が総力を挙げて保護すべきだったけど、うねりでは毎回ふとした瞬間に成長を感じられて、とてもうれしい。

 

 

次、物語の主軸のダンス。

OP、ダンスバトル、ショッピングモールの屋上、ソーランフェスティバル練習、ソーランフェスティバル当日、と、5曲あるんだけど、体感30秒くらいでダンスシーン少なくね?とすら思ってたから、今数えてそんなにあったのかになってる。

初日OPの感動が忘れられない。中学優勝組のプレッシャーが、って言ってたけど、想像を超える気迫だった。ポスター的にジャズ???とか思ってたけどゴリゴリのストリート。マカコとかスコーピオンいつのまに。近くでみると迫力すごい。

改めて並んで踊ってるの見ると2人とも身体の使い方も音の取り方も全然違うよね。忍者の中いると揃えるところは揃えにいくけど、今回はお互いの得意な身体の使い方と音の取り方で自分を爆発させてるのが新鮮でよかった。うねりの檜山、エネルギー大放出の派手に暴れるダンスじゃなくて、一つ一つに緩急つけてて(もともとアイソレとかウェーブがとても上手な子だけど)ダンスがキーの舞台だし、ロックならロック、を意識したのかなあとか思ったり。

わたし、バカの一つ覚えみたいに檜山は表情管理の子だから!と言い続けているんだけど、ダンスバトルで岬と交代で上手に捌けるとき、口元を手で拭ってフッて笑うんだよね、あそこ、普通にキマれた。

振り自体にこう、すごいエッジきかせてるわけじゃないのに、踊ってる檜山、なんでこんなに引き込まれるんだろう(それは顔が好きだからじゃないですか?)。帝劇JMGOみたいな暴れるダンスは「かませ〜〜!!」じゃん、でもなんだろ、批評家っぽくなりたくないんだけど、本当に今回どの振りも流れてないし、改めて檜山は静と動に強い!と、思ったの。それって体幹と筋力あってのことだからね・・・ジム()着実に実を結んでいるよ・・・はあ・・・一生ダンスの話出来るな・・・ここまで読んでる人は結構暇だと思うので・・・飲み行きませんか・・・。

 

 

内容は1番好きなシーンのみ。ショッピングモールの屋上。

たぶん、一応、1番、~踊らない二人~、なシーン。

1年生の岬の言葉でダンスバトルを受けて立った踊平と雷舞。

その日の夜、2人の秘密の練習場に一足先に着いた雷舞から始まります。

(台詞は個人備忘のため、ニュアンスです。)

 

雷「来ると思ったわ」

踊「たまたま通っただけだよ」

雷「ならいいけど」

踊「よく踊ったよな〜ここ」

雷「ああ、ショッピングモールの秘密の練習場」

 

~中学懐古タイム&警備員に見つかって一悶着~

 

雷「でも色んな人に応援されてたんだな」

踊「幸せにできてたのかな、色んな人を」

雷「くっさ!踊平らしくないな」

踊「うるせえな!」

雷「てかたまたま通りかかったってさすがに無理あんだろ!」

踊「まあ、そうだよな」

雷「俺さ、色々ごちゃごちゃ理由つけてたけど、やっぱ踊りたいんだと思う!身体が疼くんだよ、やっぱり音楽が流れると」

踊「その気持ち、わかる」

雷「いやだからさ!俺踊平いなくてもソーラン参加しようと思って!あでも身体作んないと壊すな〜って、それでここに来たんだけど・・・でも、踊平もってことか」

踊「俺は、、、なんかもう、わかんねえ」

雷「わかんない?」

 

~中学回顧タイム~

 

踊「もう一生あれ以上のことないんだろうな」

雷「そんなことない」

踊「え?」

雷「1番は、これからも作れる!」

踊「お前、だっさ!」

雷「嘘でしょ!?」

(アドリブ小競り合い)

踊「てかさっきのダンス、全然1番じゃなかった」

雷「お互い様だろ!流石の天才踊平でもブランクあんだな〜って思ったわ」

踊「マジで?俺そんなだった?」

雷「うん、なんか・・・鈍かった!」

踊「しょうがないだろ即興なんだから」

雷「じゃあ即興じゃないの、やる?」

踊「...しょーがねーな、一発踊っとくか」

雷「俺ねさっきまで踊ってだいぶ感覚取り戻した」

踊「ずるい」

雷「大会以来だね」

踊「いや〜踊れっかな」

雷「じゃあ、いくよ」

踊「....ちょっと待って!」

雷「...なに」

踊「いや」

雷「どうした」

踊「いや...本当に踊っていいのかな?」

雷「どういうこと?」

 

~踊平スーパーメソメソタイム~

 

雷「俺たちすでにカッコ悪いよ、どうせカッコ悪いならやりたいことやりたい、俺は」

踊「...かけて...曲」

雷「じゃあ、いくよ!」

 

〜♪〜

 

うねり〜これでもかってくらい踊らなかった二人〜。

2人の心情の変化と戸惑い、そこから解き放たれていく過程を会話を通して丁寧に描くからこそここのダンスシーンが生きるのは承知なんだけど、なんせ、本当に踊らない(笑)

 

岬の言い出したダンスバトル、先に熱くなったのは踊平だけど、屋上シーンでは雷舞が既に吹っ切れてて、踊平がずっと躊躇ってる。

 

ダンスバトル直後、雷舞が自分がダンスをやめた理由やその時思っていたことを話して、踊平をソーランフェスティバルに誘うシーンがあって。

基本的に雷舞ってダンス部入る入らないも、取材中も、ダンスバトル受けて立つ立たないも『俺ら』が主語だし、亜樹に「雷舞はダンス好きだよね?」って聞かれても「俺は・・・わっかんねえよ、そんなの」な、超絶踊平っ子なので、自分のこと話すのはこのシーンが初。

 

「でも生まれ持った才能ってあるじゃん?俺それないからさー、正直あのタイミングでやめれてホッとしたんだよね」

「あほら俺...踊平と違って才能ないからさ!」

「踊平とじゃなきゃ踊らない、なんてカッコつけてたけど、今思うと………怖かったんだと思う、才能ないのに続けるのが」

「いやそういうの、自分が一番わかるからさ」

「今だから言えるけど、踊平が踊らないのは、もったいない、って思った」

「そんなに才能あるのに」

 

ダンスの才能に恵まれた踊平へのコンプレックスみたいな何かを心の底で殺してきた雷舞が、どの台詞もポンポンいつも通りのテンションで言おうとしてるのが、えぐさあってよかった。

踊平が天才型、雷舞が努力型という設定を彷彿とするシーンは保健室で踊平が言った「雷舞はもともと不器用だから、めちゃくちゃ努力して、」と、雷舞の「流石の天才踊平」って言葉くらいだけど、その理解でいいんだよな?

 

ここ、ちょっと色んなこと思い出して、当て書きこえ〜〜、ってならなかった?伝わる人には伝わるよね?うねりの台本をもらったときの檜山、どんなことを感じたのかなあ。

 

そんな雷舞が感情的に踊平を誘うシーン。

 

「なあ踊平..................やっぱりソーランフェスティバル一緒にやらない?」

「それじゃ意味ないよ!」

「約束を果たしに行かないと!!」

 

踊平の反応は雷舞の望んだものではなかったけど、自分の気持ちを全部吐露したことで、雷舞は踊平より一足先に吹っ切れてたんだろうなあって。

(実際、亜樹と岬の帰り道のシーンで亜樹が「わたしには踊りたくて仕方がない、って顔に見えたけどな〜」のタイミングで板付きする雷舞、満足そうな、照れ臭そうな柔らかい表情してるんだよ。全人類見て。)

 

一方の踊平は雷舞のそれが「嘘うそうそ、言ってみただけ〜」なんかじゃなくて、雷舞が真剣に踊りたいって思っているのもどこかで感じていて、でも自分が踊らない大きな理由の一つに雷舞があるから、苦しいね。

 

屋上、理解の難しいシーンではないけど、わたしはいつも自担よ主人公であれ!と思って応援しているし、檜山から発せられる少年漫画っぽい台詞「1番はこれからも作れる」や「どうせカッコ悪いならやりたいことやりたい、俺は」をここで堪能しているのです。

ここまで読んでる人は相当暇だと思うので・・・飲み行きませんか・・・。

ジャージ雷舞、顔よすぎな。

 

 

このシーンの話終わり。

 

ドラム。

ドラムはね・・・あ、ドラムって言ったけどタライとビール瓶を菜箸で叩く、タライドラムね(檜山構文)。

檜山担が一番望んでいる表情を見せてくれます。菜箸をスティック持ちして手を挙げた瞬間、水を得た魚のように生き生きします。あれは正真正銘の檜山光成。

本物のドラムじゃないしガンガン叩けないから左右に揺れて肩や足、全身でリズムを取るんだけど、ずーーーーっと背景に音符が見えるの(号泣)

瓶を倒さないように叩いてる時はいたずらっぽく笑って、新しい遊びを発見した子供の顔してる。全人類見て。

なのに油断してるとニコニコで舌をペロをします。間奏で腕捲りもします。

東京楽なんてもう完全にドラマー檜山光成でした。

 

 

最後。ソーランフェスティバル。

 

大きな声では言えないけど、えろいです。

どっこいしょーの横顔、妖艶さすらあって初めて見た顔すぎた。怖い。これが20歳?怖すぎる。そもそも振りはあのソーラン節なのに、あそこまで凛々しく華麗に舞えるの、本当にジャ◯ーズってすごいよな。

雷舞ソロの力強さと地面を蹴る音、一生五感に刻んでおきたい。

のぼる朝日にかもめも騒ぐ♩のところ、ぴかぴかが顔見合わせてニッコニコでアイコンタクトとってる、夕北の宝。

ここのダンス部たちが鳴子鳴らしてるところの構成も好き。

旗持ってセンターまで来るところの足捌きも重心の持っていき方もこう、軽すぎず重すぎずで、もっと尺くれ。圭ちゃんから受け取ってあっくんに渡すの、檜山得だね。

実際は上記を考えてる余裕は一切なく、最後のハッ!流し目で無事にとどめです。最高だった。好きな数字は150。当たり前。

 

 

 

 

とりあえずマストだったことは書ききった。

 

エスカレートするアドリブ、台詞の言い回しや感情のこもり方の違い、ちょっとしたハプニング、ぴかぴか節炸裂のカテコ(99%が忍者担空間だからこそ許されてた)舞台期間の楽しさってこれだよな~~~。

いつか生でみたいと思っていたライダー俳優ビジュも見れて・・・俺は・・・。

 

そういえばこの舞台、うねりっていうワード劇中一切出てこなくてウケたけど、あれは思春期特有の感情の起伏的なあれとソーランの波とかけてたのかな。

 

これもマジレスだけど校長が突然三味線弾き出してソーランの起源語り始めた時のダンス部の受け入れ能力、高すぎる。

 

うねり鬱とかほざいてたくせに、結局こんなに愉快に健康なメンタルで雷舞狂いの日々を過ごせているのは、黒田と檜山がアップデートしたダンスと演技を見せてくれているのと、彼らと一緒に舞台を作っている役者さんのお陰なわけで。あといつも一緒にうねり狂いトークしてくれる同担のお友達、大感謝!

当たり前のように「いつうねる予定?」「この日私うねってる!」とか、「毎日うねりてえ~~」とか会話してるぴかぴかのオタクたち、めちゃくちゃ愛おしかったよな、自分たち含め。

 

俺バンより多い都市数と公演数に最初はびっくりしたけど、京都と東京入って、2人なら埋められる、埋めてこいってもらった仕事なんだな〜って。幕が上がっていっぱいになった客席を見るの、どんな気持ちかな。その景色、34回も見られるんだもんね、これから大きくなる2人にとって自信になる大切な経験になったらいいな(お決まりクソバカデカ)。

 

勝手に締めようとしてるけど、まだあと2都市。今日はボスキャの情報解禁からちょうど2年。そんな日なのでこうもなります。

あの時の自分に教えてあげたいよなあ。2年後の今日は2度目の主演舞台の日。

 

次は愛知そして仙台。うねりカンパニー誰一人欠けることなく無事大千秋楽を迎えられますように。

 

 

 

(どっこいしょ〜)

 

 

パレードが始まる

 

少年忍者のパフォーマンス曲のひとつにパレードが始まるという曲があります。

本家はHey!Say!JUMPで、夕暮れの遊園地と手振りがジャニーズの純血感あってとても好きで。スプパラ初日に初めて見た時は夢の狭間にいるような感覚になって、もっと好きになった曲。

 

俺バンもサマステもセトリ入りし、あの不思議な空間が堪らなく恋しくて、ドリボももう終わるというのに無事亡霊になっています。

 

というわけで、供養の意味も込めてパレードが始まる 少年忍者ver の好きなところを綴ってみたいと思います。

 

始まりはこうきさんの絵本を開く振り付け。照明がパッと変わってメロディが入る。"wow wow〜"の間奏で忍者の騒がしい"フォ〜!"やら"イェ〜イ!"やらが聞こえてきて、パレード始まる〜!になる。とてもいい。

 

Aメロは全員無表情で急に異世界に迷い込んだみたい。わくさんの歌い出しとゆっくり回るリフト、青木くんの声色が無機質感を助長させてる。

 

Bメロでは歌ってるメンバーの周りで他のメンバーがターンやウェーブの連鎖を作って。かいるの"次は僕に任せてよ"では本物の風が吹いたように流れていく。

そしてこうきさんの"1.2"のカウントと"Welcome to the new world"でパッと目の前が開ける。

 

暗い森の先で急に光が差し込んで新しい場所に辿り着くこの感じ、本当に大好き。

 

サビ。

"この場所にキミを連れてきたくてさ〜"で後列サイド組が4回転ターンで広がるところが蕾が花開くみたいですごく綺麗。

1サビ、直前からの移動距離が結構あるので走ってきた檜山が何事もなかったようにスッと一発目の振りに入るんだけど、あれは絶対檜山担の好きな仕事人檜山です。

 

"始まるパレード〜"は俺バン御園座思い出してしんでしまうので割愛。鳴り止まない音に身を任せるキレキレ檜山、最高なんだ。

 

サビ後半では上下手、前後方にわかれてわちゃわちゃしてたのが"I want you be with you 夢を見よう〜"で一列に揃う。ここでみんなが同じところを見据えるのが歌詞と合ってて刺さる。少年忍者の横一列、シャイスタが表番長ならぱれはじは裏番長です。いや、裏番長は今かも、さすがに。

 

Cメロ。

たくみさんのソロパ"I "llshow you〜"は中島裕翔さんがよぎる。本家聴いて誰か解析して欲しい。知念→山田パートを1人で歌い上げてしまう深田さんと周りの忍者知恵の輪(忍者知恵の輪とは)の親和性もみどころ。体幹おばけの安嶋さんを軸に兄組弟組がまぜこぜになって作品の一部になるの、いつ見ても少年忍者の醍醐味。でもここ床だけ見て足早で移動するからめっちゃ大変そうで、結構プルプルしてる子いる。少クラで檜山がちらっと左見て残りのメンバーが間に合うか確認してたの笑った。ギリギリだよね。

 

"今ここで〜"のあとの床への座り方や身体の残し方はみんな違ってみんないい。かなりぎりぎりまで残してサッとコンパクトに座る檜山、なんかこう、解釈一致というか、趣ありです。

"彩るイルミネーション〜"のみちこせ背中合わせは美しすぎて一生見ていられる。センター分け檜山の横顔、スプパラではあまりの美しさに国がひとつ滅びました。

 

ただこれだけ言っといて恐縮ながらサマステここ背中合わせじゃなくて向かい合わせだった日があった気がしていて。気のせい?思い出せない。(説得力皆無)

スプパラは夕日みたいな照明だったのも印象的だったなあ。

 

"キミに夢中 上げてよボリューム"→"心の扉を開けて"を兄弟で歌い繋ぐところはほしきの眼差しとそれを受け取るこうきさんに俺が絶対守るになります。

 

そろそろパレードが終わっちゃう。(情緒)

 

ラスサビ。

外円の振り付け、黒田さんのキチっとした音取りが何とも刺さってお隣檜山なのにどうしても見ちゃう。ドセンでぱっと振り向くところがザ・ジャニーズって感じなんだよなあ。

外円組が立って回り始めるところは檜山が両手を広げた時の空間の取り方が言わずもがな最高。JMGOのラスサビまでの移動とかもそうなんだけど、大好きなんですよね空間を司る檜山。

うちわくハートは今日も少年忍者は元気です!のバロメーター。ここを見ると少年忍者は今日も元気だって思える。何回でも言います。

鳴り止まない音に身を任せるこせりくは毎回今日はどんなだろうってわくわくする。お互いブンブン回し合うの楽しそうで好きだったなあ。たまに行われるワルツも。

 

アウトロ。

"夢を見よう〜"ここのシャラシャラする手振り、魔法をかけてくれます。ありがとう、ありがとう。からの"wow wow〜"でみんながぎゅっとなって左右にリズム乗るところ、照明も明るいから全員の表情がよく見えて多幸感で溢れる。檜山端でめちゃくちゃ楽しそうに揺れてるし、ライブだとみんなの全力の"wow〜⤴︎⤴︎??"が聞こえる。最期に見たい景色すぎる。

 

ラストの一度広がってから集合するところは檜山前列なのにしっかり下手端まで行ってから戻ってくるから、間に合わなそうなときは飛び込んでくる。間に合え!って思って見てるし、ちゃんと間に合う。

 


この曲、実はライブだとちょこちょこ衝突起きてたりするんだけど、それくらい構成が複雑で緻密で。

基本的には自担の顔がよく見える曲が好きだし3日間語れって言われたら勿論シャッターチャンスなんだけど、パレードが始まるはその独特の世界観と生のパフォーマンスを浴びてると思えるところが純粋に大好き。あとソロパや個々の見せ場がしっかりあって、それを他のメンバーが引き立たせる構成になってるのも。瀧くんのソロパは特に瀧くんにしか出せない雰囲気だなあって感動した。

 

根からのキラキラアイドル曲が好きだからメロディーと歌詞が刺さったのも大きい。"誰も知らないこの場所に キミを連れてきたくてさ〜"誰も、知らない、この場所に、キミを、連れて、きたくてさ!?これ歌われてるJUMP担、なんて幸せなんだ。慌ててお友達に借りてPARADE見た。余談だけど2サビの歌詞もよすぎる。全ジャニオタ聴いてくれ。アルバムに収録されてるレコーディング映像は古の山田担の血が呼び起こされて拗らせ注意でした。もう見ません。

 

脱線したので戻ります。

少年忍者のパレードが始まるはこの人数ならではのオリジナリティに溢れていて。学校や個人仕事で全員が揃わないこともある中で、こんなにも素敵な作品を生み出し続けてくれてるのは本当に感謝だなあと改めて思った。

リフトしかりメンバー同士の圧倒的な接触量、緻密な連携って、少年忍者のパフォーマンスにおける唯一無二の武器だと思っているけど、その分1人でも欠けたら大幅な変更になってしまうし、練習も、各々の振り入れだけでなんとかなるものではないと思っていて。俺バンもサマステも見えないMVPたくさんいたんじゃないかなあ。ぱれはじに限らずだけど。

 

 

ごちゃごちゃ書いてたらかなり長くなってしまった。実はぱれはじ、生で見られるのは夏が最後かもと思った時があって。だからこそこの感覚を忘れたくなくて好きを書き留めていました。そういう儚さも含め、大切に残しておきたい曲の一つ。日に日に記憶が薄れていくのが本当に悲しい。その公演、季節ならではの曲とのお別れ、経験してきたはずなのに。きっといつか見返してうわあ香ばしってなると思うけど、まあそのときはそのときで。

 

 

ここまで読んでくださった方、お付き合い頂き本当にありがとうございました。少しでもぱれはじもっかい見たいなあと思って頂けたら幸いです。

 

長くなりましたが最後に偉い人へ。

 

少年忍者のパレードが始まる、心が洗われます。忘れていた何かを思い出させてくれます。サマステの円盤化、絶対にお願いします。

 

 

 

 

(次はどんな世界に連れて行ってくれるんだろう)

 

 

 

 

少年忍者結成5周年

 

少年忍者が結成5周年を迎えました。

檜山光成くんが入所11周年を迎えました。

 

「俺たちのBANG!!! ~大劇場を占拠せよ~」

御園座を残すところとなりました。

 

 

ジャニーズジュニア戦国時代に生まれ落ちた彼らが初単独主演舞台を作り、作曲し、舞台期間中にこの日を迎えていることが感慨深くなってしまった、平成生まれ前略モバスペ世代のおたくです。

(怖すぎる自己紹介)

ただこればかりは血ということで、この節目に日頃の思いをしたためてみようかなと思います。と言いつつ何も間に合っていませんが。

 

 

あくまで1人のおたくのお気持ち表明なので、忍者のお話というより、個人的な内容を含みます、お手柔らかに。舞台のネタバレもあるのでまだの方はそちらもご留意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてはてブ書くタイプの激重おたくが来るぞと思われそうなので前置きですが、当たりです。

ただわたしはジャニオタはあくまで娯楽だと思っています。これはのめり込み過ぎたり、理想を押し付けないための自己牽制でもあります。

彼らにとってはデビューをかけた人生。それを1人のアラサー限界OLが応援するなんて、なんとも贅沢で、わがままで、身勝手で、すばらしい趣味なのです。

それを嫌というほど実感してしまったのが今回の舞台。

 

ポップな字体と客降りを彷彿とさせる劇場ポスター、ルンルンで新橋演舞場に向かった自分の初見の感想は

「こんな少年忍者誰も見たくないですよ!」

でした。()

 

これは完成度ではなくあくまで感じ方の話で、自分がアイドルからはアイドルとしての側面のみ供給されていたい人間なので(娯楽と思っている所以です)こういうのが全層に刺さると思っているのであればそれは違くない?っていう違和感が原因だと思います。

そのセリフ、デビューしてないグループのそのポストの子に舞台上で言わせてしまうの?こういうの事務所OKなの?みたいな。

実話ベースで舞台の方向性を決めたのは本人たちだけどね。

 


Twitterで感想を書くと怖いのでここで吐き出したものの、ジュニア担してると絶対も確実もないわけですから、解散を題材とした時点で自分もある程度そのことについてリアルを突きつけられて、舞台を通して想像せざるを得なくなるわけです。

 


そして「こういう感情になること自体、少年忍者を推してる自分が、今後何かあったときのための予防線なんじゃないの?」とか「これまで元気に檜山光成のおたくしてたのに、急にこんなセリフ聞かせないでくれ」とか、余計なこと考えて

こまら〜せないでよくるし〜くさ〜せないでよ〜、になってしまうわけです。

(怒られろ)

 

でも一方で。

劇中に散りばめられたパフォーマンス。

最後のライブが終わったあとの頼もしい背中。

キラキラのソロパート。

魂込もったドラム。

参加できないメンバーの歌割りはどうカバーするのか。

今日のあのシーンのアドリブはどうなるのか。

 

少年忍者が集うステージにはいつだっておもちゃ箱を開くようなわくわく感があります。

それに思春期ど真ん中事務所きっての大所帯グループが、おそろいのキーホルダーを探し回ったり、おばけにビビったり、何かあると「とりあえず会議しよ会議!」になったりって、どう考えても愛おしいが過ぎるだろ。


そんなわけで新橋終わる頃には「これだけの感情を盛り込ませてくる舞台を短期間で作ったの、みんなえらいし、すごくないか〜?」になったわけです。

実際、与えられた2時間でプラスだろうがマイナスだろうが観劇者の心に何かしら爪痕を残したら、向こうの勝ちだよね。

 

「タイトル未定」で始まったことを思うと、本当に予定外の舞台だったのではないかなと思います。

 

でも、ジャニーズジュニアってそうやって突然与えられたチャンスをいかに生かすか、それが試される職業だと思うから、糧になっているといいな。

元気に松竹座にも向かいまして、次は御園座へ行きます。楽しみ〜。

(書き始めてすぐ飽きた人)

 

 

 

 

 

さて、少年忍者は先日結成5周年を迎えました。

そんなに長らく推してるとは言えない自分でも、1年でだいぶ雰囲気変わったなあと思います。

 


ここは多くの人の目に触れることはないので率直に書きますが、趣味だの娯楽だの言いつつ、推すのがしんどい時期もありました。

いわゆる、目に見えてわかるそういうあれがあれだった時期とか、流出とか脱退とか。

 

あの頃の殺伐とした雰囲気が好きだった、という人がいるのも理解の上です。パフォーマンスの雰囲気も違うし、いい尖り方、ギラつき方をしてたのもわかる気がします。


けどそういうのを垣間見るたびに(そういうのは、目に見えないようにやってくれると、嬉しいカナ!おぢさん忍者のこと好きだケド、檜山担だから、肩身狭くなっちゃう!アセアセ)ってなってた。


檜山に関してはよく美担のお友達に「もっとギラギラした方がいいんじゃない?顔いいのにただのリアコじゃ今のジュニアの中じゃ埋もれちゃうよ」と言われて、否定できない自分も悔しくて。(どっかで聞いた台詞)


それになんとなく、本当になんとなくだけど、やっぱり足りないものもあったのかなって、感じてた。それも苦しかったなあ。

極めつけにファンに見えてるものはほんの一部でもそれが全てかのようなありがたいご意見(笑)は飛び交うし、いちいち間に受ける自分も未熟だった。100人ファンがいたら100通りの推し方があって、自分もその分の1であることは承知だけど、当時の少年忍者は毎日必死で、多くのメンバーが自分が自分であるためにもがいていたんだろうなと思う。

そしてきっとそんな日々も今の彼らに繋がってるんじゃないかな。

 

 

織山さん筆頭にみんなでライブを作るようになった現在。

21人それぞれのグループ内での個性、役割がメンバー内にちゃんと落としこまれてきたのかなと勝手に想像しています。

 

勿論こちらは何も知らないけど(それでいいしそうあるべきだし)どこかに個の意識が変わった瞬間はあったと思っていて。だからこそ今の少年忍者のパフォーマンスは生命力と儚さに溢れているし、惹きつけられるんだと思う。

等身大でがむしゃらな彼らの未来を見てみたいと願ってしまった以上、人は(人は)今もこれからも少年忍者担なのでしょう。

 

 


今の少年忍者。

 

命削って踊ります。

圧倒的な歌唱力を誇る子がいます。

バンドやります。ドラム叩けます。

クロバットで魅せます。

芸術センスに長けた子います。

繊細な演技が得意な子もいます。

ラップできます。マイケルも。

みんなの個性が合わさった時21の個を凌駕した力を発揮します。


自分で書いておいて、さすがに最強では?

みんなの武器、どんどん磨いていって欲しいし、これからの少年忍者の活躍がとても楽しみです。

 

結成5周年、本当におめでとうございます。

21人がこれからも笑顔でアイドルできますように。

 

そして最後に、檜山光成くんのこと。

 

俺バンの檜山、キーホルダーはなくすしリアコ営業終わったんか?ってくらいバイオレンスだし、本当におもしれ〜男でしたね。

でも実際、人数やグループを代表するシーンでのセリフが多くあって、声のトーンや些細な表情の変化に、"檜山光成"という役柄がこういうセリフを言うことへの違和感がなくなったなあと思う瞬間、結構あって。

 


「俺たち、21人でグループなんです!」

とか、

 

「でも21人でやることが意味なんじゃないの?」


とか。

 


まあ1番好きなセリフは「メッチャ他力本願」なんですけど。

(はいそうですか)

 


少年忍者の中での存在感を間違いなく発揮してきていること、誰が何と言おうとわたしはとても嬉しいです。

実際、個人スキルの上達や貪欲な気持ちが芽生えたことによって勝ち取った仕事やポジション、立ち位置、パート、カメラ割り、ここ1年でたくさんあったよね。

ジュニア大賞、すごいことだよ。

 


自分のことを各駅停車なんて表現していたこともあるけど、その言葉を借りるとするなら、その電車に乗ってゆっくりでも確実に変わっていく景色を一緒に見たいと思ってる、もしくは思うようになったファン、たくさんいると思います。

(深夜のゾーンに入った人)

 

でもそのくらい檜山からは幸せをもらっているし、一般人として生きてた頃(一般人として生きていた頃)より格段に毎日が色付いているのです。


12年目も、たまには我慢しているチョコレート食べて、髪型1つでファンを手玉にとって、檜山らしく、自分のなりたいアイドル道を突っ走って欲しいと願っています。少しでもその道を照らせますように。

アイドルでいてくれて本当にありがとう。

 

 


怖いくらい重くなってきたのでこの辺りで。

 

実際のところ、たまに思うことはあっても、少年忍者が今日も美味しいものを食べて寝て、好きなお洋服(ハイブランドでもいいよ)買って、明日も明後日も元気にその命を輝かせてくれてたら、それでいいんです。

 

もちろんライブは行かせてくれ。

もっと世間から見つかってくれ。

オリ曲、衣装、どんどんくれ。

 

キリはないんだけど。

 

でもこれから少年忍者が、檜山が、携わるであろうお仕事、いちいち大喜び出来る自信はある。

現場は若くて可愛い子だらけで求ム人権な日もあるけど、これからもひっそり忍者担ライフ楽しんでいきたいと思います。

 


少年忍者結成5周年、

檜山光成くん入所11周年、

本当におめでとうございます。

 

次のステージは目の前に差し迫った夏、サマステ!メインサポーター。

そしてわっしょいCAMP!

 

全員怪我なく元気に駆け抜けられますように。

 

 

 

 

(行かせてね〜)