パレードが始まる

 

少年忍者のパフォーマンス曲のひとつにパレードが始まるという曲があります。

本家はHey!Say!JUMPで、夕暮れの遊園地と手振りがジャニーズの純血感あってとても好きで。スプパラ初日に初めて見た時は夢の狭間にいるような感覚になって、もっと好きになった曲。

 

俺バンもサマステもセトリ入りし、あの不思議な空間が堪らなく恋しくて、ドリボももう終わるというのに無事亡霊になっています。

 

というわけで、供養の意味も込めてパレードが始まる 少年忍者ver の好きなところを綴ってみたいと思います。

 

始まりはこうきさんの絵本を開く振り付け。照明がパッと変わってメロディが入る。"wow wow〜"の間奏で忍者の騒がしい"フォ〜!"やら"イェ〜イ!"やらが聞こえてきて、パレード始まる〜!になる。とてもいい。

 

Aメロは全員無表情で急に異世界に迷い込んだみたい。わくさんの歌い出しとゆっくり回るリフト、青木くんの声色が無機質感を助長させてる。

 

Bメロでは歌ってるメンバーの周りで他のメンバーがターンやウェーブの連鎖を作って。かいるの"次は僕に任せてよ"では本物の風が吹いたように流れていく。

そしてこうきさんの"1.2"のカウントと"Welcome to the new world"でパッと目の前が開ける。

 

暗い森の先で急に光が差し込んで新しい場所に辿り着くこの感じ、本当に大好き。

 

サビ。

"この場所にキミを連れてきたくてさ〜"で後列サイド組が4回転ターンで広がるところが蕾が花開くみたいですごく綺麗。

1サビ、直前からの移動距離が結構あるので走ってきた檜山が何事もなかったようにスッと一発目の振りに入るんだけど、あれは絶対檜山担の好きな仕事人檜山です。

 

"始まるパレード〜"は俺バン御園座思い出してしんでしまうので割愛。鳴り止まない音に身を任せるキレキレ檜山、最高なんだ。

 

サビ後半では上下手、前後方にわかれてわちゃわちゃしてたのが"I want you be with you 夢を見よう〜"で一列に揃う。ここでみんなが同じところを見据えるのが歌詞と合ってて刺さる。少年忍者の横一列、シャイスタが表番長ならぱれはじは裏番長です。いや、裏番長は今かも、さすがに。

 

Cメロ。

たくみさんのソロパ"I "llshow you〜"は中島裕翔さんがよぎる。本家聴いて誰か解析して欲しい。知念→山田パートを1人で歌い上げてしまう深田さんと周りの忍者知恵の輪(忍者知恵の輪とは)の親和性もみどころ。体幹おばけの安嶋さんを軸に兄組弟組がまぜこぜになって作品の一部になるの、いつ見ても少年忍者の醍醐味。でもここ床だけ見て足早で移動するからめっちゃ大変そうで、結構プルプルしてる子いる。少クラで檜山がちらっと左見て残りのメンバーが間に合うか確認してたの笑った。ギリギリだよね。

 

"今ここで〜"のあとの床への座り方や身体の残し方はみんな違ってみんないい。かなりぎりぎりまで残してサッとコンパクトに座る檜山、なんかこう、解釈一致というか、趣ありです。

"彩るイルミネーション〜"のみちこせ背中合わせは美しすぎて一生見ていられる。センター分け檜山の横顔、スプパラではあまりの美しさに国がひとつ滅びました。

 

ただこれだけ言っといて恐縮ながらサマステここ背中合わせじゃなくて向かい合わせだった日があった気がしていて。気のせい?思い出せない。(説得力皆無)

スプパラは夕日みたいな照明だったのも印象的だったなあ。

 

"キミに夢中 上げてよボリューム"→"心の扉を開けて"を兄弟で歌い繋ぐところはほしきの眼差しとそれを受け取るこうきさんに俺が絶対守るになります。

 

そろそろパレードが終わっちゃう。(情緒)

 

ラスサビ。

外円の振り付け、黒田さんのキチっとした音取りが何とも刺さってお隣檜山なのにどうしても見ちゃう。ドセンでぱっと振り向くところがザ・ジャニーズって感じなんだよなあ。

外円組が立って回り始めるところは檜山が両手を広げた時の空間の取り方が言わずもがな最高。JMGOのラスサビまでの移動とかもそうなんだけど、大好きなんですよね空間を司る檜山。

うちわくハートは今日も少年忍者は元気です!のバロメーター。ここを見ると少年忍者は今日も元気だって思える。何回でも言います。

鳴り止まない音に身を任せるこせりくは毎回今日はどんなだろうってわくわくする。お互いブンブン回し合うの楽しそうで好きだったなあ。たまに行われるワルツも。

 

アウトロ。

"夢を見よう〜"ここのシャラシャラする手振り、魔法をかけてくれます。ありがとう、ありがとう。からの"wow wow〜"でみんながぎゅっとなって左右にリズム乗るところ、照明も明るいから全員の表情がよく見えて多幸感で溢れる。檜山端でめちゃくちゃ楽しそうに揺れてるし、ライブだとみんなの全力の"wow〜⤴︎⤴︎??"が聞こえる。最期に見たい景色すぎる。

 

ラストの一度広がってから集合するところは檜山前列なのにしっかり下手端まで行ってから戻ってくるから、間に合わなそうなときは飛び込んでくる。間に合え!って思って見てるし、ちゃんと間に合う。

 


この曲、実はライブだとちょこちょこ衝突起きてたりするんだけど、それくらい構成が複雑で緻密で。

基本的には自担の顔がよく見える曲が好きだし3日間語れって言われたら勿論シャッターチャンスなんだけど、パレードが始まるはその独特の世界観と生のパフォーマンスを浴びてると思えるところが純粋に大好き。あとソロパや個々の見せ場がしっかりあって、それを他のメンバーが引き立たせる構成になってるのも。瀧くんのソロパは特に瀧くんにしか出せない雰囲気だなあって感動した。

 

根からのキラキラアイドル曲が好きだからメロディーと歌詞が刺さったのも大きい。"誰も知らないこの場所に キミを連れてきたくてさ〜"誰も、知らない、この場所に、キミを、連れて、きたくてさ!?これ歌われてるJUMP担、なんて幸せなんだ。慌ててお友達に借りてPARADE見た。余談だけど2サビの歌詞もよすぎる。全ジャニオタ聴いてくれ。アルバムに収録されてるレコーディング映像は古の山田担の血が呼び起こされて拗らせ注意でした。もう見ません。

 

脱線したので戻ります。

少年忍者のパレードが始まるはこの人数ならではのオリジナリティに溢れていて。学校や個人仕事で全員が揃わないこともある中で、こんなにも素敵な作品を生み出し続けてくれてるのは本当に感謝だなあと改めて思った。

リフトしかりメンバー同士の圧倒的な接触量、緻密な連携って、少年忍者のパフォーマンスにおける唯一無二の武器だと思っているけど、その分1人でも欠けたら大幅な変更になってしまうし、練習も、各々の振り入れだけでなんとかなるものではないと思っていて。俺バンもサマステも見えないMVPたくさんいたんじゃないかなあ。ぱれはじに限らずだけど。

 

 

ごちゃごちゃ書いてたらかなり長くなってしまった。実はぱれはじ、生で見られるのは夏が最後かもと思った時があって。だからこそこの感覚を忘れたくなくて好きを書き留めていました。そういう儚さも含め、大切に残しておきたい曲の一つ。日に日に記憶が薄れていくのが本当に悲しい。その公演、季節ならではの曲とのお別れ、経験してきたはずなのに。きっといつか見返してうわあ香ばしってなると思うけど、まあそのときはそのときで。

 

 

ここまで読んでくださった方、お付き合い頂き本当にありがとうございました。少しでもぱれはじもっかい見たいなあと思って頂けたら幸いです。

 

長くなりましたが最後に偉い人へ。

 

少年忍者のパレードが始まる、心が洗われます。忘れていた何かを思い出させてくれます。サマステの円盤化、絶対にお願いします。

 

 

 

 

(次はどんな世界に連れて行ってくれるんだろう)